家ゲー ツクール祭'10 レビュー掲示板

■60 / inTopicNo.1)  Discord専用レビュースレッド
□投稿者 : エリック -(2010/07/17(Sat) 20:18:17) [ID:bSd4u8IU]

    あなすさんの作品・Discord専用スレッドです。
    お気軽にレビューなどをお書き込みください。
■62 / inTopicNo.2)  GFF新作記念投下
□投稿者 : こげ -(2010/07/18(Sun) 23:59:08) [ID:Xn2YWboa]

    この作品には、奇異奇抜な設定は決していない。
    読み手の予想を大きく覆す展開はない。


    だが、突飛な設定に頼らず、
    ありふれたテーマで魅力的な物語を綴ることがどれほど難しいことか。
    架空のキャラクターの心情、その独白の一文一節だけで読み手を惹きつけることが、どれほどハードなことか。
    そして、このdiscordという作品には、それを成す筆の力があったのだ。


    情景描写は最小限に留め、主人公の淡々とした独白・彼の認識の推移に焦点を絞っているため、その文体は怜悧かつソリッド。
    しかし、角があって読みづらいということはなく、
    逆に、その硬質さは、テンポ・音感の良さに繋がっている。
    さらに、時折挿入されるヒロインの仕草は、主人公の乾いた独白を鮮やかに彩る。
    それらが自己陶酔系の冷たく突き放す文体とは一線を画す味を醸し出し、
    絶妙ななすー独自の味にブレンドされているのだ。


    また、なすーはキャラクター小説のメソッドを熟知していることが見て取れる。
    即ち、”どうすればキャラクターの好感度を高められるか”、
    ”失ってプレイヤーに悲壮感をアジあわせることが出来る人物をどう組み上げていくか”を、
    理性的に考えてイベントを積み重ねているのだ。
    まず、”華麗なリンゴの皮むき”で、主人公の卓越した技巧を描写した直後に、その対比として料理の不得手さを見せる。
    そうやって主人公の欠点を浮き彫りにし、継いでそれを埋めていくことで、
    屋敷での主人公の立場の形成と主人公の内面の変革を促しているのだ。

    それを端に発し、一つ一つ焦らず逢瀬(イベント)を重ねさせ、
    一介の暗殺者と富豪の娘を、記号の集合体から、主人公とヒロインという人格を持ったキャラクターへと昇華させている。
    この過程はじつに丁寧に描かれていた。
    ”暗殺者がヒロインとの触れ合いで、人間性を獲得する”という結果を見据えつつも、
    一足飛びにそこに飛ぶことはしない。
    暗殺者の心情の揺れ動きを自然に、小さく段階的に、ゆっくりと描いている。
    ”作者の都合で動くだけの人形には、決してしない”というなすーの作り手としてのプライドが見て取れる。

    こういった熟練されたキャラクターメイキングの手法は、是非皆参考にして欲しい。


    ちなみに、特に私が注目したイベントは、”身代わりのぬいぐるみ”だ。
    配置の仕方がほんとうにさりげないのに、クライマックスで劇的なガジェットに化けるのだヤツは。
    プレイヤーにまず、あまりにもあっさりとヒロインを殺したと思わせ、驚愕させる。
    …と思いきや、プレイヤーが嘆息する間もなく、ぬいぐるみとヒロインの入れ替わりを明かし、伏線をさらっと回収してのける。
    そこで、プレイヤーの心配は杞憂であることが示されるのだが、それと同時に、
    転がり落ちるように止まる気配のなかった主人公の虐殺劇が一旦クールダウンする。
    ここがうまい。
    何がうまいって、この間に、
    プレイヤーに、”ヒロインだけは特別な存在として見逃されるのでは”という期待を抱かせるのだ。
    垣間見えるハッピーエンドへの道。
    だがそれは、罠だ。
    なすーが、プレイヤーを更なる深い絶望に突き落とすために用意した虚ろな幻の道なのだ。
    そういった虚実織り交ぜたシナリオ展開は、前作IMRの頃から見せるなすーの妙技だが、
    今作でより丁寧かつ狡猾になったことは間違いないだろう。


    そして、激動のクライマックスを超えた先で、ようやく主人公を俯瞰する画面(本来のツクール3の画面)に至る。
    BGMがかかる。
    この世界に色が鮮やかに染み渡っていく。

    これは、主人公の自意識が”漸く世界を捉えたこと”のメタファーだと考えられる。
    この演出は、主人公が死に伏せたメイドを見て、画面全体に赤いエフェクトがかかった瞬間……
    すなわち、メイドの胸から流れるおびただしい血を眼にし、”これまで認識できなかった死を認識したとき”には、既に始まっていたのだろう


    実に巧妙。そして効果的だ。


    そしてラスト。
    主人公の暗殺者としてのアイデンティティの崩壊から、チャーハンを交えた再起、
    そして”只の旅人”へと成り下がった主人公が初めて発する”個人として確立された一人の男”の声でのヒキ…
    この一連の流れは、最高に血沸き立つものだ。
    希望をひしひしと感じさせるこのプバー本編へのヒキと、
    アクが強いAngel Beat!の主題歌が絶妙に合うのも興味深い。
    とにかくサイコーだったということで一つ。





    以上散文。妙に偉そうな口調ですが、レビューとさせていただきますー。
    うん、RPG要素ゼロだけどこれは優勝しても誰も文句言わないと思うんだ。
    頑張れ本編制作ちょう頑張れ。
■63 / inTopicNo.3)  衝撃的な作品でした!
□投稿者 : はるやす -(2010/07/19(Mon) 09:22:37) [ID:uQHhcbTf]

    使用メモリーカード1枚。
    プレイ時間30分程。
    ほとんど背景、BGM無しのテキストを読むだけの作品。

    これだけ聞くと、あまり期待がもてないかもしれませんね。
    実際、私がそうでした。すいません(汗)

    しかし、いざプレイしてみると一変!!!
    文句のつけようのない、衝撃的な作品でした!!

    どんどん物語りに惹き込まれていき、後半は夢中になり・・・
    本物の小説を読んでいるあの感覚そのものでした。
    後半はBGMも入りますし、さらに感情移入出来ました。
    内容については、あえてここでは触れません。
    この素晴しい作品を、私などが下手に内容を語りたくないので。


    非常に濃い時間を過ごした気がしました。
    あなすさんは作家なのでしょうか? そういう関係の仕事をされて
    いるのでしょうか? それとも、全くの素人なのでしょうか?
    私にとってはあなすさんが作家だといわれても全く驚かないです。

    この作品は間違いなく傑作です。
    何て大きな力をもった人なのでしょうか・・・。
    これまでのあなすさんの作品を全てプレイしたくなりました。


    どうでもいいようなレビューになりましたが、サウンドノベル好きな
    私にとってもツボな作品でした。
    あなすさんが作るマルチシナリオサウンドノベルをプレイしてみたいです!
    選択肢を入れたマルチシナリオの作品なんて作ったら・・・やばいです!
    (作るのは非常に大変でしょうが・・・)

    素晴しい作品でした! ありがとうございました!
■66 / inTopicNo.4)  ある男の子が怪しい屋敷でコックな身体になって最終的に炒飯職人になっちゃうゲーム
□投稿者 : あなす -(2010/07/19(Mon) 23:55:10) [ID:04tSUbBP]

    こげさんがレビューをしてくれた!すごい!
    というわけで、レビューありがとうございますねー。

    > また、なすーはキャラクター小説のメソッドを熟知していることが見て取れる。
    > 即ち、”どうすればキャラクターの好感度を高められるか”、
    > ”失ってプレイヤーに悲壮感をアジあわせることが出来る人物をどう組み上げていくか”を、
    > 理性的に考えてイベントを積み重ねているのだ。
    > まず、”華麗なリンゴの皮むき”で、主人公の卓越した技巧を描写した直後に、その対比として料理の不得手さを見せる。
    > そうやって主人公の欠点を浮き彫りにし、継いでそれを埋めていくことで、
    > 屋敷での主人公の立場の形成と主人公の内面の変革を促しているのだ。
    >
    > それを端に発し、一つ一つ焦らず逢瀬(イベント)を重ねさせ、
    > 一介の暗殺者と富豪の娘を、記号の集合体から、主人公とヒロインという人格を持ったキャラクターへと昇華させている。
    > この過程はじつに丁寧に描かれていた。
    > ”暗殺者がヒロインとの触れ合いで、人間性を獲得する”という結果を見据えつつも、
    > 一足飛びにそこに飛ぶことはしない。
    > 暗殺者の心情の揺れ動きを自然に、小さく段階的に、ゆっくりと描いている。
    > ”作者の都合で動くだけの人形には、決してしない”というなすーの作り手としてのプライドが見て取れる。

    自分の書いた話をこう分析されるのは、恥ずかしくもあり嬉しくもあります。
    (ほとんど無意識にやっちゃったとか今更言い出しにくい)
    今回意識したことは情報量を減らすことですが、裏側の設定は網羅しているのでその辺がこげさんが評価した部分に繋がったのかなーと思います。

    > こういった熟練されたキャラクターメイキングの手法は、是非皆参考にして欲しい。

    誰に言っているんですか!わかりません!
    というのは冗談にして、私みたいな塵芥を参考にしろだなんて止めてくだしあ…

    > ちなみに、特に私が注目したイベントは、”身代わりのぬいぐるみ”だ。
    > 配置の仕方がほんとうにさりげないのに、クライマックスで劇的なガジェットに化けるのだヤツは。
    > プレイヤーにまず、あまりにもあっさりとヒロインを殺したと思わせ、驚愕させる。
    > …と思いきや、プレイヤーが嘆息する間もなく、ぬいぐるみとヒロインの入れ替わりを明かし、伏線をさらっと回収してのける。
    > そこで、プレイヤーの心配は杞憂であることが示されるのだが、それと同時に、
    > 転がり落ちるように止まる気配のなかった主人公の虐殺劇が一旦クールダウンする。
    > ここがうまい。
    > 何がうまいって、この間に、
    > プレイヤーに、”ヒロインだけは特別な存在として見逃されるのでは”という期待を抱かせるのだ。
    > 垣間見えるハッピーエンドへの道。
    > だがそれは、罠だ。
    > なすーが、プレイヤーを更なる深い絶望に突き落とすために用意した虚ろな幻の道なのだ。
    > そういった虚実織り交ぜたシナリオ展開は、前作IMRの頃から見せるなすーの妙技だが、
    > 今作でより丁寧かつ狡猾になったことは間違いないだろう。

    あの一連の流れのためだけに今までの前振りがありました。
    まったく、ひどい話です。
    あとあのぬいぐるみは緑色のあいつであることは言う待てでもないですね。

    > そして、激動のクライマックスを超えた先で、ようやく主人公を俯瞰する画面(本来のツクール3の画面)に至る。
    > BGMがかかる。
    > この世界に色が鮮やかに染み渡っていく。
    >
    > これは、主人公の自意識が”漸く世界を捉えたこと”のメタファーだと考えられる。
    > この演出は、主人公が死に伏せたメイドを見て、画面全体に赤いエフェクトがかかった瞬間……
    > すなわち、メイドの胸から流れるおびただしい血を眼にし、”これまで認識できなかった死を認識したとき”には、既に始まっていたのだろう
    >
    > 。
    > 実に巧妙。そして効果的だ。

    オレの意図は理解されました!
    あの辺りはゲームならではの表現を目指した結果です。
    画面真っ黒無音からビジュアルとBGMを挿入するのはゲームにしかできない表現だろうと。
    主人公の心境も合わせてうまく演出できたと一人で悦に浸ってました。
    伝播してよかったです。

    > そしてラスト。
    > 主人公の暗殺者としてのアイデンティティの崩壊から、チャーハンを交えた再起、
    > そして”只の旅人”へと成り下がった主人公が初めて発する”個人として確立された一人の男”の声でのヒキ…
    > この一連の流れは、最高に血沸き立つものだ。
    > 希望をひしひしと感じさせるこのプバー本編へのヒキと、
    > アクが強いAngel Beat!の主題歌が絶妙に合うのも興味深い。
    > とにかくサイコーだったということで一つ。

    Angel Beats!主題歌はヤリタカッタダケーなんじゃないか…
    そう考えていた時期が俺にもありましたっていうか今でもそうです。
    それでも、上手く機能していったっぽいので本当に良かったです。
    ディスコの大半は偶然に支えられています。

    > 以上散文。妙に偉そうな口調ですが、レビューとさせていただきますー。
    > うん、RPG要素ゼロだけどこれは優勝しても誰も文句言わないと思うんだ。
    > 頑張れ本編制作ちょう頑張れ。

    よーし、ガンガンNEXTやります!
    というわけでレビューありがとうございましたー。
■67 / inTopicNo.5)  短編本格的じゃないRPG
□投稿者 : あなす -(2010/07/20(Tue) 00:06:32) [ID:04tSUbBP]

    レビューの方がありがとうございます。
    以下、拙文ながらレスです。

    > 使用メモリーカード1枚。
    > プレイ時間30分程。
    > ほとんど背景、BGM無しのテキストを読むだけの作品。
    >
    > これだけ聞くと、あまり期待がもてないかもしれませんね。
    > 実際、私がそうでした。すいません(汗)

    この界隈の禁句であるシナリオ重視とか言い出しましたからね!
    私だって同じような紹介文のゲームを見たら間違いなく期待しませんもん。
    はるやすさんのその不安は本当に正しいです。

    > どんどん物語りに惹き込まれていき、後半は夢中になり・・・
    > 本物の小説を読んでいるあの感覚そのものでした。
    > 後半はBGMも入りますし、さらに感情移入出来ました。
    > 内容については、あえてここでは触れません。
    > この素晴しい作品を、私などが下手に内容を語りたくないので。

    片手間でさっさとちゃっちゃとぱっぱと作ったシナリオだったので、どう評価されるのか不安だったのですが、楽しんでいただけたようで幸いです。
    特に感情移入してもらえたことが本当に嬉しいです。

    > 非常に濃い時間を過ごした気がしました。
    > あなすさんは作家なのでしょうか? そういう関係の仕事をされて
    > いるのでしょうか? それとも、全くの素人なのでしょうか?
    > 私にとってはあなすさんが作家だといわれても全く驚かないです。

    こういうことを言うのも失礼だとは思いますが、プロの下限を下げないでくださいw
    私はド素人もド素人もいい人間なので、全然プロの方々とは比べられません。
    未熟も未熟ですよー。

    > この作品は間違いなく傑作です。
    > 何て大きな力をもった人なのでしょうか・・・。
    > これまでのあなすさんの作品を全てプレイしたくなりました。

    おお、ありがとうございますー。
    …と言っても私の作品はひとつしかないですし、それがツク5という(ry
    でも、プレイしていただければすっごい!嬉しいです。

    > どうでもいいようなレビューになりましたが、サウンドノベル好きな
    > 私にとってもツボな作品でした。
    > あなすさんが作るマルチシナリオサウンドノベルをプレイしてみたいです!
    > 選択肢を入れたマルチシナリオの作品なんて作ったら・・・やばいです!
    > (作るのは非常に大変でしょうが・・・)

    そういったものを作るにしても、多分ツクール以外のツールを使うことになると思います。
    今回はテキスト打ち込みが辛いっていうレベルじゃなかったので…
    ただ、期待に反するかもしれませんが、もしそうなったとマルチシナリオは多分やらないかなーと思います。
    話を見せるだけなら選択肢なんて不必要だと思っていますし、その結果がこのディスコですので…

    > 素晴しい作品でした! ありがとうございました!

    こちらこそプレイとレビューありがとうございます。
    自分としては不安が残る試作品みたいな作品でしたが喜んでいただけたようで本当によかったです。
    これで枕を高くして眠れます。
    やったね、たえちゃん!
■78 / inTopicNo.6)  特級厨師
□投稿者 : あ六 -(2010/07/23(Fri) 18:37:24) [ID:aRIioBSG] http://kuroan.bangofan.com/

    どうもです、あ六です
    Discordをプレイしたので
    そのレビューをさせていただこうと思います



    シナリオ重視と銘打っている通り、
    読み手をグイグイと引きよせる引力を手放すことなく弱めることなく発し続け
    その読ませるテキストは、ツク3のメッセージ枠を実によく使いこなしていると思いました
    このメッセージ枠の存在というのはある意味ツクール使い達にとっての天敵!
    だんきちでのメッセージ枠講座にまさるとも劣らぬ洗礼っぷりなら、
    参考にせざるを得ない!!


    テキスト面だけではなく話も実に作られていると思いました

    主人公の生い立ちから始まり、
    その生い立ちに反するがごとく周りに起こる事象、
    行為を行うことによる気づき、
    色づく世界

    どの流れを取って見てもどれも必要で深く結び付いている物事で
    無駄な部分を省くという点を見ても、この流れはこれ以外ないと思わせてくれました
    この作品の真価は、部分部分を抜き出して具体例を挙げるのではなくて
    一連の流れにこそあるんじゃないかな〜とも思いました
    メインにある、魂を善とした主人公の心の流れ、
    この部分を感じられただけでもとても素晴らしいと思いました


    他にも表現方法として、説明、設定を省いていたり、
    常に主人公主観の語り口調で話が進んだりするこの作品のこだわりが、
    質を高める役割を果たしているとも思いました



    まあ、一つだけ言わせてもらうと
    全体的に、俺の右手が疼く・・・、で
    正直、あー・・・、と思ってしまった
    こればっかりは個人の好みの問題なんで質的なところは問題ないんですけどね!



    総評としては、まとまってて質が高くて面白かったです
    ガツンと決めてくる短編、こういうのを待ってた気がします、いや、待ってた!!





    ・・・でも、でもですね、

    ああ、今は何か心がお腹一杯になるようなのがやりたいな
    そういうときのためのディスコード、さあ、プレイしよう



     FATALITY



    プレイし終わった後、ある意味心がフェイタリティーされました
    私が夢見ていたのはウオオオオオヘブンズフォール覚悟しろチャオ・ハーン!!!!
    であり、ライトでヒーリングだったはず!!

    何やら料理マンガ風味の書き出しで記してあり、
    楽しげな雰囲気を醸し出している紹介文であり同封されていた画像ですので、
    他作品やツクツクの合間にちょっとプレイして気分を和らげる
    そんな柔和剤のような緩和剤のような
    実に優しげなおばあさん(ニコニコ

    の皮を被ったオオカミではなかった!!
    はず!!


    願わくば

    主人公が料理を覚えた辺りの選択肢から、
    砂漠のオアシスを舞台とした料理鉄人(アイロンシェフ)たちの物語へと移行
    得意の暗殺拳とコック長直伝厨房料理を武器に、数々の料理鉄人たちとレッツクッキング!!
    最強バトル料理ノベル風味RPG

    サウンドノベル ウィズ ディスコードオオォォォ!!!!


    なんて
    いつか機会があれば、こういったようなのも見てみたい
    そうも思わせてくれました。


引用返信/返信 削除キー/
■80 / inTopicNo.7)  ネオ満漢全席
□投稿者 : あなす -(2010/07/23(Fri) 20:35:02) [ID:04tSUbBP]

    プレイありがとうございますー。
    レスするに当たって先に質問させていただきたいことがあるのですが…

    > まあ、一つだけ言わせてもらうと
    > 全体的に、俺の右手が疼く・・・、で
    > 正直、あー・・・、と思ってしまった
    > こればっかりは個人の好みの問題なんで質的なところは問題ないんですけどね!

    えーと、これについてちょっとどのシーン(あるいは演出意図などなど)を指すのかちょっとわかりかねるので、簡単にでも説明していただけたら嬉しいです。
    よろしくお願いします。
■83 / inTopicNo.8)  Re[5]: ネオ満漢全席
□投稿者 : あ六 -(2010/07/23(Fri) 21:21:42) [ID:aRIioBSG] http://kuroan.bangofan.com/

    どうもですー

    えーと、まあ、なんといいますか
    ここがバグってるーとかここが明らかに間違ってるーとかそういうのじゃなく
    ミステリーは好きだけどホラーは嫌い、といった感じの
    書いてある通り個人の好みの問題でして、
    シーンに関してもどこどこのこの部分といったことではなく、
    書いてある通り全体的にといった感じになります
    なんでしたらここの部分はなかったことにしてくれて構いません
    お気に触るのでしたら後で修正なりなんなりさせていただこうと思います

レビュー賞に参加しない
■84 / inTopicNo.9)  裏料理界
□投稿者 : あなす -(2010/07/23(Fri) 23:05:43) [ID:04tSUbBP]

    あ、はーい。
    そういうわけでレスりますね。

    > シナリオ重視と銘打っている通り、
    > 読み手をグイグイと引きよせる引力を手放すことなく弱めることなく発し続け
    > その読ませるテキストは、ツク3のメッセージ枠を実によく使いこなしていると思いました
    > このメッセージ枠の存在というのはある意味ツクール使い達にとっての天敵!
    > だんきちでのメッセージ枠講座にまさるとも劣らぬ洗礼っぷりなら、
    > 参考にせざるを得ない!!

    メッセージ枠に関してはTeraPad様が勝手にやってくれました。
    18文字で折り返すようにすれば本当に書きやすくて助かります。
    TeraPad様すごいなー憧れちゃうなー。
    逆にメッセージ枠を意識しないでいいテキストを書けなくなっているんじゃないかと不安になることがあります。

    > テキスト面だけではなく話も実に作られていると思いました
    >
    > 主人公の生い立ちから始まり、
    > その生い立ちに反するがごとく周りに起こる事象、
    > 行為を行うことによる気づき、
    > 色づく世界
    >
    > どの流れを取って見てもどれも必要で深く結び付いている物事で
    > 無駄な部分を省くという点を見ても、この流れはこれ以外ないと思わせてくれました
    > この作品の真価は、部分部分を抜き出して具体例を挙げるのではなくて
    > 一連の流れにこそあるんじゃないかな〜とも思いました
    > メインにある、魂を善とした主人公の心の流れ、
    > この部分を感じられただけでもとても素晴らしいと思いました

    思い返してここは無駄だろーと捉えられる部分がないようにしました。
    いや、短い話でそんな部分が出てきたら不味いのですが。
    やりたいことや表現したいことがちゃんと出来上がっていた結果かなーと思います。

    > 総評としては、まとまってて質が高くて面白かったです
    > ガツンと決めてくる短編、こういうのを待ってた気がします、いや、待ってた!!

    こうした短編で話をまとめるということは初めてだったので、いろいろと不安でしたがそう言っていただけるとホッと一安心です。
    短いだけに密度を考慮しなければいけないのは大変でした。
    Karmaマジ偉大。

    > プレイし終わった後、ある意味心がフェイタリティーされました
    > 私が夢見ていたのはウオオオオオヘブンズフォール覚悟しろチャオ・ハーン!!!!
    > であり、ライトでヒーリングだったはず!!
    >
    > 何やら料理マンガ風味の書き出しで記してあり、
    > 楽しげな雰囲気を醸し出している紹介文であり同封されていた画像ですので、
    > 他作品やツクツクの合間にちょっとプレイして気分を和らげる
    > そんな柔和剤のような緩和剤のような
    > 実に優しげなおばあさん(ニコニコ
    >
    > の皮を被ったオオカミではなかった!!
    > はず!!

    ライトヒーリングと名乗っていながらも、全然そうじゃない作品があったように、それをオマージュしました。
    ぶっちゃけ説明文を考えていたら、ゾンリさんが送ってきた画像がアレでしたので、そっち方面にすることにしたり。
    中身は違いますが私は謝らない。

    > 願わくば
    >
    > 主人公が料理を覚えた辺りの選択肢から、
    > 砂漠のオアシスを舞台とした料理鉄人(アイロンシェフ)たちの物語へと移行
    > 得意の暗殺拳とコック長直伝厨房料理を武器に、数々の料理鉄人たちとレッツクッキング!!
    > 最強バトル料理ノベル風味RPG
    >
    > サウンドノベル ウィズ ディスコードオオォォォ!!!!
    >
    >
    > なんて
    > いつか機会があれば、こういったようなのも見てみたい
    > そうも思わせてくれました。

    本編をお楽しみくださいませ…
    いや、本編もこんなノリにはなりませんが。
    チャオハーンは真夏の蜃気楼だったんだ…

    そんなわけでプレイお疲れ様でしたー。
■116 / inTopicNo.10)  世界が震撼した空前絶後の炒飯バトル!……ではないんですね(笑)
□投稿者 : ぬえのすけ -(2010/08/03(Tue) 11:30:42) [ID:69VcX8pk]

    こんにちは、あなすさん。
    「Discord」クリアしたので感想を書かせて頂きます。

    ダウンロードする前は、なんだか紹介文の「ヘブンズフォールチャオハーン」と、ゾンリさんのイラストを見て
    「これはこういうノリの作品なんだ!イイネ!」
    みたいな心境でいました。
    簡単に言うと、ライトでヒーリングな、焼きたて!ジャパン的料理バトルを想像してたんですね。
    実況が「おっと!赤コーナー●●選手のヘブンズフォールチャオハーンが炸裂したァアア!」って叫ぶみたいな(笑)

    ところがどっこい、プレイしてみてビックリ
    「これのどこがヒーリングじゃい!」と言わせるような文学的でキレがありつつもポップでイカした文体!
    最初の一章で「ヘブンズフォールチャオハーンは無ェな」と、僕は確信しました。
    料理バトルも好きですが、こういうキャラクターの葛藤というか、心情の変遷描いたシリアスなカンジのも大好きなので、ドキドキしながら引き込まれて読みすすめることが出来ました!

    30分程の作品とはいえ、小説にしてみたら決して長くはない中に、主人公の生い立ちとか、周囲の状況をグラフィックや演出にほとんど頼らない中で自然な感じに、読むほうにストレスを与えないように描き出し、主人公と少女たちの関係から心の移り変わり、そして衝撃のラストへと、とてもキレイな感じな起承転結が出来ているなぁ、とすごく感心いたしました。

    後半の演出もとてもよかったと思います。
    僕程度ではうまくはいえないのですが、なんというか主人公が冷静に人をナイフで殺めていく「静」の状態から、ナイフで刺したと思ったらぬいぐるみで、あわてて自分の部屋に向かう途中で自分で殺したメイドさんの死体につまずいて心が焦る焦る「動」の状態を表していてカッコ良かったです。
    一面が赤い画面になったとき、「これからどうなるんだろう!やっぱり殺しちゃうのかな!?」と思わず手に汗握ってしまいました。
    主人公の心の動きを演出を「開始」するということで描くというのはなかなかすごいと思いました。

    キャラクターも非常に魅力的でした。
    主人公は職業が「冷酷な暗殺者」という、一見読者に気に入られそうもないような役柄の人間ですが、僕はいつのまにやら彼に感情移入して読んでいたかもしれません。
    一人称視点での語り口のおかげで、彼の気持ちがちゃんと僕に伝わってきましたからですね。自分でも自分を冷酷な暗殺者だと思っている彼ですが、どうしても人間的に捨てきれなかった部分があり、それが少女やそのほかの人たちとの出会いや経験により呼び覚まされたのかな、と。
    主人公が連れ去られた少女を救う場面では、自分では「命令だから」と何かに付けて自分の人間的な部分を否定する発言をする彼ですが、僕としては「もう、このツンデレさんめ……」と思えてしまって、主人公のそういう部分も自然に受け入れることができました。

    その上での「転」の部分となる殺人シーンに突入しますが、最初の使用人やメイドさんを虐殺してゆく部分では少し複雑な思いにこそなりますが、だけど少女をきっかけに殺人をし、人の可能性を奪ったということに初めて目を向け、そこで葛藤する姿に嫌悪感を覚えることはとてもできませんでした。
    どんな人でも、悩みを持って葛藤する姿を見ると、同情してしまいます。
    うまくはいえませんが、そういうキャラクターの魅せ方を、あなすさんは分かっているのだなぁ、と思いました。

    RPG的なところこそ無いですが(僕も偉いことはいえません(笑))
    作品としてはシナリオが非常に濃くて、30分程の作品ではありましたが非常に話にもグイグイと引き込まれて時を忘れ、もっと短いんじゃないかと思うほどでした。
    また、僕はシナリオ重視(笑)のツクーラー(死亡)なので、参考にしたいなぁ、と思うところも多かったです。

    とにもかくにも、とても楽しんで「Discord」をプレイすることができました!
    これもあなすさんのナイスなセンスの成せるワザですね!
    本当にありがとうございました!

    なんだか的外れなところも多いような気もしますが、そこらへんはご愛嬌ということで……(汗)
    それではこれで失礼致します。

    ヘブンズフォールチャオハーン!!

■119 / inTopicNo.11)  ハートキャッチディスコード!
□投稿者 : あなす -(2010/08/03(Tue) 23:45:08) [ID:04tSUbBP]

    まずはプレイありがとうございますー。
    以下、レビューレスです。

    > ところがどっこい、プレイしてみてビックリ
    > 「これのどこがヒーリングじゃい!」と言わせるような文学的でキレがありつつもポップでイカした文体!
    > 最初の一章で「ヘブンズフォールチャオハーンは無ェな」と、僕は確信しました。
    > 料理バトルも好きですが、こういうキャラクターの葛藤というか、心情の変遷描いたシリアスなカンジのも大好きなので、ドキドキしながら引き込まれて読みすすめることが出来ました!

    これは詐欺や!プロモーション詐欺や!
    なのは、ゾンリさんのイラストのせいです。
    あのイラストが届くまでは普通に紹介文を書いていたのに…
    いや、普通のイラストも送っていただいていましたし、ライトヒーリングとかのたうっていたのはイラストが届く前から(ry

    > 30分程の作品とはいえ、小説にしてみたら決して長くはない中に、主人公の生い立ちとか、周囲の状況をグラフィックや演出にほとんど頼らない中で自然な感じに、読むほうにストレスを与えないように描き出し、主人公と少女たちの関係から心の移り変わり、そして衝撃のラストへと、とてもキレイな感じな起承転結が出来ているなぁ、とすごく感心いたしました。

    今回はなるべく情報量を省くように作ったので、その辺りがすらすら進められることに繋がったかなぁと思っています。
    情報量を減らして、けれど話の密度を増やすのが個人的な課題でした。

    > 後半の演出もとてもよかったと思います。
    > 僕程度ではうまくはいえないのですが、なんというか主人公が冷静に人をナイフで殺めていく「静」の状態から、ナイフで刺したと思ったらぬいぐるみで、あわてて自分の部屋に向かう途中で自分で殺したメイドさんの死体につまずいて心が焦る焦る「動」の状態を表していてカッコ良かったです。
    > 一面が赤い画面になったとき、「これからどうなるんだろう!やっぱり殺しちゃうのかな!?」と思わず手に汗握ってしまいました。
    > 主人公の心の動きを演出を「開始」するということで描くというのはなかなかすごいと思いました。

    あの辺りはゲームならではの演出をしたいなぁと考えて閃いたものでした。
    視覚情報を真っ暗からフルカラーにできるのはゲームだけの特権(キリッ

    > キャラクターも非常に魅力的でした。
    > 主人公は職業が「冷酷な暗殺者」という、一見読者に気に入られそうもないような役柄の人間ですが、僕はいつのまにやら彼に感情移入して読んでいたかもしれません。
    > 一人称視点での語り口のおかげで、彼の気持ちがちゃんと僕に伝わってきましたからですね。自分でも自分を冷酷な暗殺者だと思っている彼ですが、どうしても人間的に捨てきれなかった部分があり、それが少女やそのほかの人たちとの出会いや経験により呼び覚まされたのかな、と。
    > 主人公が連れ去られた少女を救う場面では、自分では「命令だから」と何かに付けて自分の人間的な部分を否定する発言をする彼ですが、僕としては「もう、このツンデレさんめ……」と思えてしまって、主人公のそういう部分も自然に受け入れることができました。

    ツンデレというよりも基本的にヘタレですので…
    きっと、ヘタレ萌えに訴えるものがあるのです。
    ダメな部分があるとキャラが映えるんです、きっと。

    > その上での「転」の部分となる殺人シーンに突入しますが、最初の使用人やメイドさんを虐殺してゆく部分では少し複雑な思いにこそなりますが、だけど少女をきっかけに殺人をし、人の可能性を奪ったということに初めて目を向け、そこで葛藤する姿に嫌悪感を覚えることはとてもできませんでした。
    > どんな人でも、悩みを持って葛藤する姿を見ると、同情してしまいます。
    > うまくはいえませんが、そういうキャラクターの魅せ方を、あなすさんは分かっているのだなぁ、と思いました。

    個人的に主人公に感情移入してもらえるかが今回の最大の課題でしたが、そこを乗り越えられたようなのでホッとしています。
    そのための前半部でしたが、そこに費やした量があまりなかったものでしたので…
    時間という手段を使えないのは厳しいなぁと。いや、そういうのは力押しで愚策ですが。

    > とにもかくにも、とても楽しんで「Discord」をプレイすることができました!
    > これもあなすさんのナイスなセンスの成せるワザですね!
    > 本当にありがとうございました!

    ぶっちゃけ、意図していない部分が偶然うまく働いたことが多い運任せな作品でしたが、楽しんでいただけたようで幸いです。
    意図していない部分も適当にやれるのがセンスなら、それがセンスということにしたいです…
    そんなわけで繰り返すようですがプレイありがとうございましたー。

    > ヘブンズフォールチャオハーン!!

    何…ダークネスメテオチャオハーンだと…?
■128 / inTopicNo.12)  面白かったよー
□投稿者 : AU -(2010/08/07(Sat) 01:18:16) [ID:c3zfLw93]

    ディスコードプレイしました。
    凄い面白かったです。
    いやーでもこの、シナリオのみってゲームは
    簡単なようで作れる人が限られてますよね。
    長文でも読んでもらえるような文章を書ける能力がいる。
    もっと言えば、飽きない文章を書ける人じゃないと
    文章だけでゲームにするなんて出来ない。

    ん、だからシンプルなのに
    あなすさんにしか作れないゲームになっててスゴクよかった。
    その人にしか作れないゲームってのは
    それだけで価値があるッ。

    さらにちゃんと新作の宣伝にもなってて
    新作への布石にもなってるあたり流石すぎるんです。

    という訳で本編のプバーも楽しみにしてますねー。



レビュー賞に参加しない
■131 / inTopicNo.13)  ルァーヌァーンVS.ルァーヌァーンNEXT
□投稿者 : あなす -(2010/08/08(Sun) 02:03:21) [ID:04tSUbBP]

    あうさんプレイありがとうございますー。
    ディエゴー(感謝の挨拶)。

    > ディスコードプレイしました。
    > 凄い面白かったです。
    > いやーでもこの、シナリオのみってゲームは
    > 簡単なようで作れる人が限られてますよね。
    > 長文でも読んでもらえるような文章を書ける能力がいる。
    > もっと言えば、飽きない文章を書ける人じゃないと
    > 文章だけでゲームにするなんて出来ない。

    シナリオ重視系の危険度は高いですからねー。
    シナリオが面白くなかったらどうするんだという。
    今考えるとディスコを作っていた時は何も考えてなかったと思います。

    > ん、だからシンプルなのに
    > あなすさんにしか作れないゲームになっててスゴクよかった。
    > その人にしか作れないゲームってのは
    > それだけで価値があるッ。

    ええええええええ。
    ルァーヌァーンが登場しない私ゲーに価値なんて…
    でも、シナリオだけを押し出すスタイルの人はもう見なくなりましたね。
    そういう意味では貴重な作品なのかもしれないです。

    > さらにちゃんと新作の宣伝にもなってて
    > 新作への布石にもなってるあたり流石すぎるんです。
    >
    > という訳で本編のプバーも楽しみにしてますねー。

    ディエゴー(感謝の挨拶)。
    プバーがちゃんとできるかどうかはわかりませんが、頑張ろうと思います。
    そんなわけでレビューありがとうございましたー。